第26回『模試を受けることこそが合格への近道になる』

模試を受ける意味の第二弾です。今の時期は、1年を通して、模試を受ける人が一番多いのではないかと思います。中には、先生や親から言われて仕方なしに受ける人もいるかもしれません。

前回は、「模試は決して力試しで受けるものではなく、心理的にも時間的にも余裕のない状況においても、意識を集中し、確実に問題を解いていくための力を養う場である」と説明しました。
今回は、まず、「現実を知る」というところです。
学力がないので、受けても意味がないといっても、どの程度できないか、つまり、限りなく「0点」に近い状況なのか、それとも「10~20点ぐらい」は取れるのか、はたまた、半分には届かないが「30~40点」は取れるといったように、できないにもレベルがあります。そのレベルに応じて、稲門高等学院の教師は、テキスト選び、生徒のやる気や能力、そして、志望校を加味しながら、年間計画を立てていきます。客観的な数値(点数や偏差値)があると、教師は、より的確な指導ができ、また、生徒にとっても、効率的な授業が受けられるのです。(まさに、WIN&WINですね)
そして、今回一番伝えたいことは、模試の問題というのは「最高のテキスト」であるということです。皆さんは、ご存知でしょうか。模試がどうやって作成されているのか。大手の予備校や塾の中でも、受験に精通したプロ中のプロによって、非常の多くの時間と費用が掛けられ、問題が作成されているという事実。その時代の入試傾向を熟知し、また、受験生として、知っておくべき学習内容や範囲を緻密に計算した上で、問題が作られているので、ある意味、全くの無駄がないともいえます。

つまり、模試は、書店では買えない「最高のテキスト」なのです。ただし、模試という性質上、問題は少し難しめに作成されていることが多いので、基礎学力がまだ身に付いていない段階では、少々難しいと感じるかもしれません。

しかし、それでもいいのです。
その時点で解けなくても理解できなくても問題ありません。要は、受験の数ヶ月前の時点で、解説を読んで理解できるようになっていればいいのです。
そして、それを完璧に頭に叩き込む。それが模試の活用術です。受けた時点で結果が出なくてもいいのです。点数や偏差値は、あくまで参考程度にとどめておけばいいのです。

その証拠に、これまで、難関大学に合格していった卒業生たちや、当校で指導してくださっている有名大学出身の教師陣の中にも、模試の成績は、最後の最後まで、DやE判定だったという人は結構います。低い点数や偏差値を見るのはつらいものですが、そこは我慢するだけの大きな価値が模試にはあります。
模試を受けないなんてもったいない話です。皆さんには、模試を積極的に活用して、志望校の合格切符を手にしてほしいと心から願います。
I hope that you’ll pass the exam by using many practice examinations!!

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