第33回『効率的な勉強をするためには』

皆さんが楽しみにしていたG.W.もあっという間に終わり、いよいよ梅雨の時期に入ろうとしています。この時期は、日照時間が少ないこともあり、つい気分も滅入りがちな季節ではありますが、皆さんの勉強の進み具合はいかがでしょうか。

前回は、目標を立てることの大切さをお話しましたが、あとは、それをどう実行に移していくのか、それがポイントになります。いくら素晴らしい目標や計画を立てても、それを実行に移せなければ意味がありません。そこで今回は、計画を立てる上での4つのポイントを話していきたいと思います。

 

まずは、勢いや気分で闇雲に勉強をするのではなく、
①【計画は中期的・長期的な視点を持って立てる】。

区分けとしては、【1日単位】、【1週間単位】、【1ヶ月単位】、【数ヶ月に1度行われる模試ごとの単位】、【半年単位】、【1年単位】が挙げられます。教科の特徴や現在の学力、そして志望校のレベルや受験まで残された期間などを考慮しながら作ります。例えば、【1日単位】で計画を立てるにしても、学校のある平日と休みの日とでは当然異なります。1日1日の日々の学習計画から、中・長期的なスパンに渡って考えてみましょう。

 

②【計画は、基本的には時間ではなく分量で決める】。

時間で決めてしまうと、難しい分野や範囲になった場合には、中々計画通りに進まなかったり、またその時の体調や気分によっても、進度にムラができてしまうからです。例えば、英文法や古典文法といった問題集をする場合、「1日に4ページ」、社会の教科書を読む場合は、「1日に10ページ」、現代文の問題や英語の長文読解を解く場合は、「1日1題」といったように、学習量を明確にしましょう。その場合のポイントとしては、どのくらいの分量がこなせるのかを自己分析した上で、適切な範囲で計画を立てることです。

 

③【暗記モノと理解モノをはさみながら行う】。

英単語や古典単語、社会の知識といった暗記分野においては、個数や範囲、場合によっては30分といった時間を決めて取り組みます。暗記作業は、私たちが思う以上に脳への負担がかかるため、ある程度進んだ後は、気分転換も含めて、問題を解いて思考力を使うといった学習内容にシフトします。そうすることで、脳は違った刺激を受けることになり、同じものをずっとやり続けて勉強するよりも、はるかに効率よく進めることができます。

 

④勉強の合間ごとに、【音読】を取り入れる。

特に、英語の長文読解や古典の読解問題の文章を声に出して読む(音読する)ことをお勧めします。【音読】は、根詰めて勉強した後に、頭を切り替える意味でも非常に有効です。同じ文章を読み続けていくと、徐々にすらすらと読めるようになり、それがいつしか快感になっていきます。ある程度の回数をこなせば、音読はもはや勉強ではなく、ストレス発散となる素晴らしい気分転換にもなります。言うまでもなく、音読を極めると、英語や古典の読解スピードも向上し、まさに一石二鳥です。

 

以上、4つのポイントを挙げましたが、計画といっても、あまり完璧なものを作る必要はありません。あくまでも【余裕をもって計画を立てる】ということです。初めのうちは、まだやる気もあり、つい欲張った形で計画を立ててしまいがちですが、いつまでもそのやる気が続くとは限りません。また、時にスランプに陥り、思うように勉強が手につかなくなることもあるかもしれません。そんなことも考慮に入れ、計画は、いつでも修正がきくように余裕を持って立てるということが挫折をしないポイントではないかと思います。

 

Making plans is very important.
It is a map to study efficiently.
If you have a good plan for studying and continue to study as planned,you will be able to get a ticket to pass the entrance exam!
I believe so.

 

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