第9回 『不安や焦りを感じたら』

「このまま勉強を続けていって、本当に合格できるだろうか・・・」 受験勉強をしていると、こんな不安や焦りを感じることがあります。

稲門高等学院の授業は、完全にマンツーマン指導で、生徒一人一人に合わせた個別のカリキュラムを作成し、着実に基礎から学力を身に付けていくシステムを採用しています。ですから、教科担当の先生を信頼して、学習を進めていけば心配いりません。

しかし、そうはいっても、やはり勉強に不安や焦りは付きもの。

私は、受験生の頃、そういった不安や焦りを解消するために、徹底的に勉強をしました。そうすることで学力が上がり、余計な不安や焦りを抑えることができると思ったからです。そして、努力の甲斐あって、成績は上がりました。 が、結局最後まで、その不安や焦りを消すことはできませんでした。やはり、受験勉強に伴う不安や焦りは、それだけ強大ということでしょう。

そこで、皆さんに提案があります。今日から、マイナス(負)の感情が生まれてきたら、こう考えてみてはどうでしょう。

不安や焦りを感じたら、それは勉強をしている証拠だと考えます。頑張って勉強に取り組んでいるからこそ、そういった気持ちになるのです。反対に、手を抜いて、お気楽に勉強をしていたら、別段焦ったり、不安に感じることはありません。なので、「わたしは頑張っている!!」証しとして、その不安や焦りとお友達になりましょう。

受験には、メンタルの強さが必要と言われています。けれども、どんなに気持ちを張っていても、突如沸き起こる不安や焦りを抑え続けることなどできません。抑えつけるのではなく、不安や焦りとどう付き合っていくかを考えるのです。どんな感情でも、自分の内側から湧き起こってきた気持ちは素直に受け止めること。大切なことは、そこから逃げない・避けないです。 人生とは不思議なもので、避けたいとか、嫌だ嫌だと逃げ回っているうちは、相手はいつまでもしつこく追いかけてきます。反対に、腹をくくって(あるいは開き直って)、避けていたものを受け入れようと決めたとたん、事態は好転するものです。

嫌いな相手でも、友達になるぐらいの気持ちでもって、堅く握手を交わしてください。こちらが変われば、必ず相手も変わっていくはずです。 (どこか、人間関係とも共通していますね)

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