第1回 『ヤル気なんか必要ない!』

『勉強って苦痛ですか?』Yes!Yes!Yes!(笑)。
落ちこぼれで、勉強が大嫌いだった私には、少なくとも勉強は苦痛以外の何ものでもありませんでした。「さっき覚えたばかりの問題をどうして忘れてしまうのだろう」と、自分の記憶力のなさに絶望しながら、やむなく勉強していた高校生でした。
そんな私が今、稲門高等学院で英語の授業を担当していることは不思議でなりません。
稲門の生徒達は、私の高校時代と違って『なぜ勉強をしなければいけないの???』とは言ってきませんが、もし質問されたら私の答えはいたってSimple。それは「あなたが高校生だから」もしくは「テストがあるから」That’s it! それ以上でも以下でもありません。
何かがうまく行かない時や、避けたいと思う時、人はその意味を探ろうとします。
しかし、本当のところは、やらなくてもよい理由を探して、やらなかった時の自分を安心させるためなのです。私は間違いなくそうでした。もし、やらなければならない意味を見つけ出したとしても、それによってヤル気スイッチがONになるとは限りません。
要は、勉強には“ヤル気など必要ない”のです。
ただ『ヤル!』という覚悟を決めるだけなのです。つまりは腹をくくるのです。そんな乱暴な決意でも勉強はできます。ただし当然苦痛です。しかし、真剣になってやれるのは、せいぜい1年や2年。永遠に続くわけではありません。そして、その苦痛もある程度まで行くと不思議と和らいでくるのです。
私は、よく生徒に言います。『やる気なんか必要ありませんよ』って。だって、ヤル気なんか待っていたら永遠に来ませんから(笑)。ポイントは、あきらめてただヤルだけです。だから、ありのままに、飾らずに、無理に気持ちを高めようなんてしてはいけません。覚えて・忘れて・覚えて・忘れて・を繰り返し、繰り返し。そうしていくことで、不思議と苦痛は和らいできます。和らいだら勝ちです。
勉強に限らず、分かれば楽しくなるものです。まずは、得意科目を1科目作りましょう。そこから、あなたの勉強が始まります。
To be continued

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