花王ミュージアム見学

%e5%9b%b312月4日(火)、花王株式会社すみだ事業所内にある「花王ミュージアム」を見学してきました。 日用品(トイレタリー用品含む)メーカーにおいても、また日用品・化粧品メーカーにおいても国内ではいずれも売り上げランキング1位の「花王」です。「花王」というメーカー名を知らない人と言う人であっても、「花王の商品」を目にしたことはあるのではないでしょうか。そして、その商品はもしかしたら自宅の中を見渡せばいくつもあるかもしれません。 %e8%a3%bd%e5%93%81さて、花王ミュージアムでは最初に花王の歴史と商品について映像で学びました。花王グループでは、「化粧品」「スキンケア・ヘアケア」「ヒューマンヘルスケア」「ファブリック&ホームケア」の4つの事業分野で、一般消費者に向けたコンシューマープロダクツ事業を、また「ケミカル」事業分野においては、産業界のニーズにきめ細かく対応したケミカル製品を幅広く展開しているそうです。 3%e3%81%a4%e3%81%ae%e3%83%86%e3%83%bc%e3%83%9e%e7%a9%ba%e9%96%93会社概要の映像で学んだ後は、いよいよ2つのグループに分かれてミュージアムの見学です。スタッフの真壁さんと大田さんがそれぞれのグループをフルアテンドで案内してくださいました。 常設展のスペースは、① 清浄文化ゾーン ② 花王の歴史ゾーン ③ コミュニケーションプラザの3つのゾーンに分けられていました。 清浄文化ゾーンは、昔の人達の生活が模型で表現されており、「洗濯」「掃除」「入浴」「化粧」など、「清める」という文化が古代メソポタミアからはじまり現在のスタイルに移り変わる様子を学ぶことができます。 ジオラマやタッチパネルなどで、楽しみながら見学することができました。 日本人は他国の人に比べると綺麗好きな人が多いように感じますが、これは日本人が昔から洗濯、掃除、入浴などの清浄観とは切っても切れない関係だったからなのだと納得できました。「お風呂は身をきれいにするだけでなく、心までも綺麗にしてくれた」というお話を聞き、お風呂に入るということで生活のよい循環ができているのだと改めて感じました。 花王の歴史ゾーンでは、1890年に「花王石鹸」を発売してから今日まで、”よきモノづくり”によって豊かな生活文化の実現と産業界の発展に寄与してきた花王の足跡が、当時の製品と広告・ポスターと共に紹介されています。今では、ひとつ150円くらい、いや百円ショップでも何個組で販売されている固形石鹸ですが、昔は庶民には手の届かない高級品でした。初代「花王石鹸」桐箱に3個入りで35銭。当時はそばがいっぱい1銭だったそうなので、そばが35杯も食べられる値段になり相当な高級品だったことがわかります。 また、昭和7年に発売された「花王シャンプー」、戦後に花王の躍進のきっかけとなったのが日本初の家庭用合成洗剤「ワンダフル」(昭和28年発売)だったということも教えていただきました。 そして、コミュニケーショプラザは、花王の”いま”が伝えられているゾーンで最新の代表的な製品が展示されていました。また、機器を使って肌のキメチェックや髪の毛の太さの測定をしたり、高吸水性高分子による水のゲル化を体験したりと楽しみながらの見学ができました。 %e5%90%84%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3花王の歴史は明治時代、23歳の創業者・長瀬富郎さんが洋小間物店を創業するところから始まりました。彼の努力のおかげで私たちが清潔な生活を送れているのかもと思えるような花王ミュージアムの見学になりました。「アタック」「クリアクリーン」「ビオレ」「バブ」「メリット」・・・、家の中には、数えきれない花王の製品があることに気づきます。ロッテもそうでしたが、新しい製品が生まれるまでには多くの人の研究と時間を要します。「花王ウェイ」と呼ばれる花王の企業理念は、消費者・顧客の立場にたって、心をこめた“よきモノづくり”を行ない、世界の人々の喜びと満足のある豊かな生活文化を実現するとともに、社会の持続可能性に貢献することを使命としていると言います。これからも消費者のために良い製品を生み出してほしいです。 %e9%9b%86%e5%90%88%e5%86%99%e7%9c%9f

今回お世話になった方

花王株式会社 すみだ事業所 〒131-0044 東京都墨田区文花2-1-3 https://www.kao.com/jp/corporate/about/tour/museum-tour/kao-museum/

生徒の感想

生徒の感想 Y.Nさん 今日は、花王の事業所にお邪魔した。まず初めにスライドで花王の歴史や事業所展開、工場数やその場所ごとの役割と言ったことを学ぶことができた。明治創業の歴史ある会社ということにも驚いたのだが、何よりケミカル事業と言うものに取り組んでいる、そしてその役割は収益の5分の1を占めるほどに大きく、成果を上げていると言うのには感嘆した。今まで花王と言えば化粧品や洗剤と言ったイメージが個人的に強かったのだが。そのイメージを最初の段階でひっくり返されたことで花王という会社に興味を持ち、より一層見学を楽しむことができた。 早速館内の案内が始まった。私たちの班は花王の歴史、そして体験コーナーも充実している商品紹介のフロアと順に回ったのだが、そのどちらもとても興味深く、地元から上京してきて失敗を繰り返しながらも起業にこぎつけ、軌道に乗せた創業者もさることながら、彼が没した後に留学までして当時最先端の技術や経営を学び、会社を大きくした二代目も凄いとしか言いようがないと感じた。ちなみに親子関係にあった二人は同姓同名とのことだったが、そこに百年程度とは言え、現代との価値観の違いを垣間見て、そこも面白く感じた。 二つ目のコーナーでは、肌のきめ細かさを見られたり、髪の太さを調べ、そこからおすすめの手入れ方法をしることができたりと、花王ならではの展示の数々がとても楽しかった。その中でも特に印象深いのが、おむつに含まれる吸水ポリマーの実験で、本当にものの数秒でゲル状に固まるのを見ると、思わず歓声をあげてしまった。こんなに便利なものが数多くある時代に生まれた私は幸運だなあと思ったひとときだった。 最後にお土産をいただいたが、その中の一つは説明にも合った種類のハンドソープだった。コロナウィルスやインフルエンザ対策に使い、気に入ったらリピートしようと思っている。

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